今回は、先日読んだこちらの本を紹介します。
仕事でチラシや資料を作ることがあるのですが、正直、自分のデザインセンスに自信がありません。
文字の種類や色選び、配置の仕方など、選択肢が多すぎて「これで良かったのかな」「周りの人に『ダサい』『見づらい』と思われていないかな」と出来上がってからも不安になります。
この本は、そんなデザインに自信の無い初心者向けの本です。
クイズと付くように、２種類（後半は４種類もあります）のデザインが提示されて、どちらがテーマに合っているか、分かりやすいか、という質問が出されます。
例えば「美味しそうに見えるのはどちら？」という問題で、チーズたっぷりのサンドイッチの写真が使われた２種類のチラシが提示されます。違いは写真の使い方です。
読者は次のページの答えを見る前に、自分でどちらが良いと思うか、なぜ良いと思ったかを考えなければいけません。「なぜ良いと思ったか」が重要です。
答えのページを見ると、正解とその解説が載っています。
解説を読むと、なぜこちらのデザインの方が良かったのか、どういうところに気をつければよかったのかが分かります。
１問ごとに「図やグラフの使い方」、「イラストで伝わりやすくすること」、「文字の配置」など設問のテーマが決まっています。
そのため、１問解くごとに新しいテクニックを身につけることができます。
文章だけで読んでも中々イメージ出来ず、知識が身につかないものですが、オールカラーで具体例が示されてクイズ形式になっているので、「あー、なるほど、確かにこっちの方が情報が伝わりやすいな」と納得できます。
どこから読んでも支障がないところもポイントですね。頭から真面目に読まなくても、パラパラめくって気になったページから読むのもアリです。
「解くだけで一生使える知識が学べる！」「デザインの知識が楽しく身につく！」というキャッチコピーそのままのデザインの本、オススメです。
